勉強の道具として代表的なもの。
鉛筆、シャープペンシル(シャープペン)、消しゴム・・・などなど。
そんな道具について、
鉛筆とシャープペンはどちらを使った方がよいの?
という話を保護者さまとの会話の中で生まれることがあります。
小学生の子どもたちを見てみると、シャープペンを使っている
子どもよりも、鉛筆を使っている子どものほうが学力が伸びる
傾向が見られます。
ちょっと想像してみると何となく納得できますが、
筆圧が弱い子どもよりも、筆圧が強い子どもの方が
集中しているイメージがあります。
筆圧が高いと手が疲れるのでは?
という疑問もありますが、「書く体力」というのも勉強では大切で、
ショウインではこういう体力面も含めて指導しています。
また、小学生のうちは中学・高校生に比べると勉強に集中できる
意識的な時間が短い場合が多く、鉛筆でしっかり短期集中でも
勉強することが重要とも言えます。
これは、小学生のうちに筆圧が充分に育っていない中学生でも
まず取り組むべき点です。
中学生になってくると、勉強の内容が複雑になり、
ノートに書き込む量も増えて字が混雑し、
書き間違えたものを消しゴムで消すことも多くなります。
つまり、筆圧の強さもある程度は大切ですが、
時に消しゴムでの修正もあり、きめの細かさ、繊細さも
同時に求められるようになります。
(先の尖がった鉛筆、時にシャープペンの活用も有効となります)
単に勉強道具ですが、道具は使いようと言われるように、
子どもの成長度合いによっては、使い方も変わってくるということです。
逆を言えば、子どもの成長と道具の使い方にアンバランスが
あれば、そこは指導すべき点となります。
子どもたちに、適切な段階に応じた指導を心がけたいと思います。
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