2015年4月29日水曜日

知識がつながった時に達成感があって、楽しい気持ちになる

生徒から「歴史」の勉強について、
質問を受けることがあります。

効率の良い勉強方法は?

という話が多いです。

本当は自分で考えて試して、
一番自分にしっくりくる方法を見つける方が
価値があって楽しいはずですが、
時間は有限ですので、
時にショートカットも必要ですね^^

さて、勉強のポイントですが、
社会以外でも共通することですが、
まずは「情報にくり返し触れる」ことが重要です。

例えば教科書なら、まずザッと目を通す方法。
詳しく読むのは、学校で授業がある時でいいとして、
パラパラっと「何度も何度も」目を通すことです。

そうするうちに、学習内容の全体がつかめてくるので
歴史なら、 「ストーリー」がつかめるようになってきます。
はじめはイラストや写真を見ていくだけでもよいので、
何よりも「続けること」が大切です。

ショウイン学習システムが使えるなら、
「歴史」単元を何回もやってみることです。
ポイントとなる資料や写真、映像なども確認できるので、
教科書よりも楽しいはずです。

ショウイン学習システムの場合は、教科書よりも
さらに要点に絞り込んで内容を構成しているので、
比較的短時間でチェックができます。

「勉強した記憶がない」状況で学校の授業にのぞめば、
「なんだか難しそう」
→ なかなか覚えられない
→ きっちり勉強しなくてはならない = 大変だ!



一方で、「勉強した記憶がある」状況で学校の授業にのぞめば、
「少しやれば思い出せそう」
→ なるほどそういうことだったのか

というように、学習のステージが全くちがってきます。

勉強は「知識がつながった時に達成感があって、楽しい気持ちになる」
ので、その点も生徒たちに少しずつ伝えていければと思います(^^)

2015年4月25日土曜日

2020年東京オリンピックと日本の教育

2020年、東京オリンピックに向けて、
小学校における英語教育を、
現在の5年生ではなく、3年生から実施・・・。

文部科学省は、2015年から小中高校の
学習指導要領の改定へ向け、
本格的に動き出しています。

今回の学習指導要領改訂のポイントは、
小学校での英語教科化をはじめとする英語教育改革、
高校での日本史必修化や新科目創設などが柱
と言われています。

英語については、外部の検定も積極的に活用するなど、
いろいろな話題が挙がりながら、
国内の英語教育熱が高まると予想されます。

一方、文部科学省は「日本人としてのアイデンティティ」
に関する教育の充実も挙げています。

東京でオリンピック・パラリンピックが開催される2020年を
一つのターゲットとして、我が国の歴史、伝統文化、
国語に関する教育を推進


◆国語教育
→ 小学校で計84時間増、中学校で計35時間増
小中高等学校を通じて、国語科をはじめ全教科等で
説明、論述、討論等の言語活動を充実

◆伝統文化・歴史教育
→ そろばん、和装、和楽器、美術文化等の充実、武道の必修化

・小学校-我が国の文化遺産の学習を新設
・中学校-授業時数増、130時間(25時間増)
・中・高等学校-近現代史の重視


国際的に活躍できるスキルとしての「英語力」と、
日本人としての「伝統・文化・歴史」、
そして、礎となる「国語力」の充実

ということですね。

もちろん、これまで同様、数学や理科も「技術大国ニッポン」として
重要なことは言うまでもありません。

もうすでに動き出していることですが、
時代の流れを考慮しつつ、「自ら学ぶ姿勢」「勉強習慣」が
しっかりと身に付くよう、子どもたちを指導して参りたいと思います。

2015年4月19日日曜日

「応用力」との向き合い方

指導の際、生徒の学力状況に応じて
「応用力」という言葉を使うことがあります。

「応用力」と聞いたら、何か「頭がよさそう」とか、
発想力や頭の柔軟さを想像する方が
多いかもしれませんが、少なくとも入試に限っては
そんなに奥が深い話ではありません。

そもそもですが、入試に出る問題は
そのほとんどが過去にどこかで出された問題や
見た目が違う似た問題です。

つまり、その程度の問題は
応用力があるかどうかを指すのではなく、
「覚えているかいないか」「事前の勉強が足りているか」
という話なのです。


ショウインでは、なぜ算数・数学で間違えた場合に
「まちがいノート」を作るのか。
子どもが自ら解説を読み解き、書きまとめ、
思考整理するだけの意味合いではありません。

弱点の記録を残すことに加え、
生徒自身が未来にノートを見直した時に
「記憶がもどりやすいように下準備をする」
ことも含まれています。


学習習慣と勉強姿勢の指導をベースに、
日々「応用力」がつくよう、しっかりと指導して
参りたいと存じます。

2015年4月11日土曜日

「数学嫌い」な人間にしないためには

毎年新学期の時期になると、
ブログの題材にしたくなるのが
『 数学は「連続性」のある教科である 』ということです。

理科や社会と違い、小学校の算数が分からない生徒は、
中1の数学につまずき、中1の数学がわからない生徒は、
必ず中2の数学につまずきます。

つまり、弱点をそのままにしておくと、
確実に「数学嫌い」な人間になってしまうのです。

新学期を「算数・数学の連続性」を考えるきっかけに
してほしいと考えています。
 逆を言うと、「算数・数学の連続性」をしっかりと
クリアしておけば、算数・数学は5教科の中でも
一番得点が簡単で、楽しい教科になります。

たった5年くらいで生まれる差は、子供にとって
本当に大きな学力差となり、自信の差にも
つながってきます。

私たちショウインは、「無学年」方式での指導を得意とし、
生徒の個性や状況に合わせて指導をしております。
ぜひ、早めにご相談いただければと存じます。

2015年4月4日土曜日

何かをできるようになること

今年も新学期の授業が始まりますが、
学校の授業や教科書のもとになっているのが
国が定めた「学習指導要領」です。

指導要領は時代の変遷に合わせて
だいたい10年に一度、改訂が行われてきました。

現行の指導要領は
 ・小学校が2011(平成23)年度から
 ・中学校が2012(平成24)年度から
 ・高校が2013(平成25)年度入学生から
順次、全面実施に入っています。

そして、次の指導要領の改訂の話です。
すでに道徳や小学校英語の教科化などのニュースが
出てきており、次回も大きな改革が行われそうです。

文部科学省の有識者検討会が指導要領改訂に向けた
「論点整理」を行っていますが、教科縦割りになりがちな
指導要領の在り方を改める方向のようです。

「何かを知っていること」よりも
「何かをできるようになること」(資質・能力)を重視する
方向性を明確に打ち出していることが注目点です。

教科の内容重視から、
「教科を超えた力」重視への転換

状況によっては、教科をまたぐ単元カリキュラムも
必要になるかもしれません。

時代に合わせた指導が行えるよう、
しっかり対応して参りたいと存じます。