2012年6月9日土曜日

子どもの成長と道具の使い方

勉強の道具として代表的なもの。

鉛筆、シャープペンシル(シャープペン)、消しゴム・・・などなど。

そんな道具について、

鉛筆とシャープペンはどちらを使った方がよいの?

という話を保護者さまとの会話の中で生まれることがあります。

小学生の子どもたちを見てみると、シャープペンを使っている
子どもよりも、鉛筆を使っている子どものほうが学力が伸びる
傾向が見られます。

ちょっと想像してみると何となく納得できますが、
筆圧が弱い子どもよりも、筆圧が強い子どもの方が
集中しているイメージがあります。

筆圧が高いと手が疲れるのでは?

という疑問もありますが、「書く体力」というのも勉強では大切で、
ショウインではこういう体力面も含めて指導しています。

また、小学生のうちは中学・高校生に比べると勉強に集中できる
意識的な時間が短い場合が多く、鉛筆でしっかり短期集中でも
勉強することが重要とも言えます。

これは、小学生のうちに筆圧が充分に育っていない中学生でも
まず取り組むべき点です。


中学生になってくると、勉強の内容が複雑になり、
ノートに書き込む量も増えて字が混雑し、
書き間違えたものを消しゴムで消すことも多くなります。

つまり、筆圧の強さもある程度は大切ですが、
時に消しゴムでの修正もあり、きめの細かさ、繊細さも
同時に求められるようになります。
(先の尖がった鉛筆、時にシャープペンの活用も有効となります)


単に勉強道具ですが、道具は使いようと言われるように、
子どもの成長度合いによっては、使い方も変わってくるということです。

逆を言えば、子どもの成長と道具の使い方にアンバランスが
あれば、そこは指導すべき点となります。

子どもたちに、適切な段階に応じた指導を心がけたいと思います。

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