2012年8月28日火曜日

やっぱり、「きっかけ」って大切

この夏で明らかに変わった子がいます。
何が変わったかというと、勉強に向かう姿勢です。

たまたまテレビの街頭インタビューを受けて、
英語の楽しく学ぶ企画に参加した子なのですが、
ネイティブの外国人と会話し、英語の必要性を
実感したようです。

不思議なもので、英語の必要性を感じ、
以前とは比べものにならないほどに
集中して学習するようになったのですが、

教科が英語から数学、理科と徐々に横にも
伸びているのです。

塾では具体的な教科内容、考えるポイント、
覚えるコツなどを伝えますが、
やっぱり、「きっかけ」って大切だと再確認しました。

ある子にとって、今の自分自身がひょっとしたら
「きっかけ」になるかもしれない・・・

ということで、学習サポートをますます努力しないとですね。
がんばります!(^^)

2012年8月24日金曜日

「過程がどうであったか」も重要です

あるショウイン塾生の話ですが、

この夏は 「やり切る(100%)」 ということをテーマに指導をしました。

具体的には、ショウインの英作文で31種の短文を

丸暗記させるというものです。


完全入力形式の「英作文」モードでは、

丸暗記ができているかどうかという点を問う形式と

考えることができます。

英語を覚えるということが体験的わからない子でしたので、

最初のうちは、20%も正解しませんでした。


繰り返し書いて、覚えて、発音して・・・

毎日あえて「確認の時間」をとり、

完全に覚えることをゴールとして取り組ませました。


試験では結果を求めるものですが、

勉強は必ずしも「結果」ばかりが重要ではありません。

「過程がどうであったか」も重要です。


1日目 ・・・ 20%正解
2日目 ・・・ 38%正解
3日目 ・・・ 51%正解
4日目 ・・・ 30%正解 ※連休が入ったので大ダウン(^-^;
5日目 ・・・ 55%正解
6日目 ・・・ 70%正解
7日目 ・・・ 79%正解
8日目 ・・・ 72%正解 ※連休が入ったので小ダウン(^-^;
9日目 ・・・ 80%正解
10日目・・・ 88%正解
11日目・・・ 95%正解
12日目・・・ 100%正解


毎回、結果を生徒と確認しながら、

次のことを伝えました。


○ 前回からの時間が経つほど、忘れてしまうものだ
○ 一回覚えたことは、覚えなおすまで短くて済む
○ 覚えることを繰り返すと、長い記憶になってくる
○ 8割以上をとろうと思ったら、大きな壁がある
○ 8割以上の壁に打ち勝つ注意力、集中力が必要
○ 100点(ゴール)の達成感がどうだったか? → 笑顔(^^)


「継続は力なり」ですが、多くの子どもたちには

言葉だけで効果をあげることは少ないでしょう。

体験的に、実感をともなって伝えることが必要です。


塾生が達成した笑顔は素晴らしいかったです。

次の課題、目標を設定して、

次なる「育み」をサポートしていければと思います。

2012年8月20日月曜日

最近は自信を持った顔で「解けました!」と言います

ショウインの塾生で「図形の証明」が苦手な子がいるのですが、

「この夏、図形の証明を得意分野にしよう!」

ということで、重点的に指導を行ってきました。

(入試では頻出で且つ、配点が高いのです!)

------------------------------------------------
「図形の証明」とは、
△ABCと△DEFにおいて~にはじまり、

二辺とその間の角がそれぞれ等しい。
だから、△ABC≡△DEF ・・・ のような問題です。
------------------------------------------------

ショウインでは、学習システムとペーパー(PDF白紙書き込みタイプ)

で、共通問題で厳選40問を準備しているのですが、

第1日目(1日2問)から取り組んだ子は、

だいたい10日目(20問)くらいから感覚をつかみ始めました。

あとはこちらのもので、図形の証明については

経験がものをいうことを、塾生自身の勉強の積み重ねのもとに

実感させていくことになります。


三角形の見抜き方など、一般にセンスと思われる点もありますが、

実は多くの問題は経験でカバーできます。

経験の組み合わせ、経験からのヒラメキで充分に対応できる問題が

ほとんどなのです。


夏休み前、苦笑いしていたショウイン塾生が、

最近は自信を持った顔で「解けました!」と言います。


また一つ壁を乗り越えたね!

と、学習サポートとしてもうれしい限りです。


やってみれば、大したことはない。

そんなことが少しでも伝わればと思います(^^)

2012年8月17日金曜日

実行力を持つ計画をどのように立てるのか

夏休みも残りが少なくなってくると、

「宿題は終わったの?」

と不安になる保護者様がいらっしゃいます。


ご相談が増え始める時期でもありますが、

学校が宿題として与える教育的な意味が

なかなか伝わりきれないのかな~と思うと残念な感じがします(^-^;


例えば、「夏休みの勉強計画シート」の話。
 
夏休みの宿題を勉強計画を決めて取り組みましょう!

という学校が向かわせたい方針はわかるのですが、

過去にいろいろな子どもを見た中で総括すると、

実際はなかなか「意識」が注入された計画と実行は

なされません。


そもそも実行力を持つ計画をどのように立てるのかを

子どもたちは経験的に知らないことがありそうです。

宿題に限って言えば、例えば次のようなアプローチがあります。



1) 宿題の全体像(量)をまず確認する。

2) 次に宿題を終える期限を定める。(○日までに)

3) 1教科あたり、どのくらいの時間を使えばよいかを計算する。


4) 1日何ページをこなせば良いかを計算し、
   1ページあたりをこなすのに必要な時間を考える。

5) 1日の勉強時間が決まる。 (投入する時間)

6) 得意な科目から取り組む。
  (最初から苦手な教科だとモチベーションが下がることがあるため)





子どもに実際に計算させて取り組ませることが大切です。 

「理想と現実」を計算の中に実感することで、

シミュレーションが非常にリアルになるからです。

リアルなほど、計画に向く意識の力が自然に強くなります。

(具体化で、時間の価値も思い知れる)


実際には集中力が持たない、予定が入ったなどで計画どおりに

進みにくくなりますが、宿題を終える期限はなるべく変更せずに、

隙間時間の活用を行い、工夫して時間をつくり、できた時間を集中させる

ようにしたいところです。(工夫の上に工夫を重ねる経験も勉強です)





以上のことが上手にできるようになれば、

結果的に宿題は早く終えることができます。

(学力があれば早く終わるという考え方もありますが、

学力は人それぞれ異なるので、ここでは取り組み姿勢の観点を触れました)


ぜひ、計画についても真似て、価値を知ること。

 まねぶ → 学ぶ

ということで、伝えていけたらと思います(^^)

2012年8月13日月曜日

集中できる仕組みがあってのことです

試験で80点以上の高得点をめざそうと思ったら、
ケアレスミスをいかに減らせるかがポイントです。

しかし、

言うは易く、行うは難し。

というところでしょう。

性格も関係しますし、日々の鍛錬、継続の賜物という点は
間違いありません。


ショウインでは、ケアレスミスを減らす仕組みとしては
学習画面への入力時に仕組んでいます。

ミスをしないように計算すること、入力すること、
選ぶこと・・・。解答に制限時間があったりしますから、
集中力も当然求められてきます。

ショウインで学習すると楽しいし、あっという間に
時間が過ぎてしまう

というのは、まさに集中できる仕組みがあってのことです。

心技体

ではありませんが、勉強でも

心 ・・・ 目標、志、素直な心
技 ・・・ 学んだ知識を生かす能力、集中力
体 ・・・ 健康であること、継続力

ということが言えるかもしれません。

受験生には夏以降、徐々にこの「ケアレスミス」への
テーマに入ってもらおうかと思います!(^^)

2012年8月10日金曜日

夏休みの宿題をする体力が残っていないようです

塾の時間でしっかりと勉強して、確かに学力がつきました。

と、保護者からお声をいただくことがあるのですが、

夏休みに入ると、

「うちの子、塾で勉強して、
 家で夏休みの宿題をする体力が残っていないようです」

「夏休みの宿題は○日までに提出なので、心配です」

という声をいただくことがあります。


日中、部活動で時間と体力を消耗し、塾の時間・・・

膨大な「夏休みの宿題」の前に、どのように対応するかの課題が

子ども達の前にあるようです。


しっかり夏休みの宿題も、塾も、部活も対応できている子は、


(1)時間管理がしっかりしている(メリハリ)

(2)学力がある


という2点を満たしているように思います。


特に(2)の「学力がある」という点は、答えが配られていない夏休みの宿題

の前には重要な点で、問題が解ける学力がなければ、

当然わからないので、考えても空欄ばかりで、調べて・・・聞いて

と本当に時間がかかることになります。(空欄なしの提出が求められる)


このように、夏休みの宿題にはしっかりこなせるかどうかを

個々に問い、乗り越えるチャンスが与えられていることは確かです。
 
しかし、数学・英語のように、積み上げ型の教科で複雑な問題の前には、

ただ茫然と宿題の前にいることも多いということです。

やはり、学校がある通常月にコツコツ毎日しっかり勉強すること。

弱点を常に把握し、弱点を埋めながら実力がつく学習方法で

日頃から訓練すること。この2点が重要です。


ショウインの学習では、「目に見えない学力」「目に見える学力」という

2つの実力養成がテーマです。


夏休みの宿題も容易に「撃破!」できる子がたくさん出るよう、

努めて参りたいと思います。確かな学力!をますますめざして。(^^)\

2012年8月5日日曜日

2回目以降の覚えが早い

先日、あるショウイン塾生との会話で驚かれたことがあります。
それは、「覚えたことは誰でも忘れる」ことについてです。

英単語の暗記について話していたのですが、
その中1の子は、覚えた英単語は忘れない・・・、
先生や頭の良い人は皆そうだ・・・

と思っていたのです。

英単語に限ったことではありませんが、
この手の勘違いは子どもの中でいつの間にか
できてしまっているようです。


忘れるなら、なぜ覚えるの?

みたいな質問があったのですが、

一つは「試験などの目標を達成するため」であり、
「一度覚えたことは、2回目以降の覚えが早い」
ということを伝えました。

「2回目以降の覚えが早い」という点は「なるほど!」という
顔をしていました(^^)


コツコツと積み重ねる学習には、

粘り強く目標を達成する意識

を育む機会でもあります。この点は非常に重要です。

積み重ねの学習を思うたび、

学校の水道の蛇口から水滴がポタポタと落ちた先が
削り凹んでいる風景を思い出します。

水滴と重力・・・自然の中にも「継続は力なり」を
学ぶことができます。

人間も自然の中の一つですから、
「自然」に学ぶ学習意義があることでしょう。

一つ、ショウイン塾生が学習を進める材料となれば
うれしい限りです。これからの学習サポートを鋭意努めます。( ̄^ ̄ゞ

2012年8月1日水曜日

夏休みの宿題が全然進んでいない子

8月に入っても、夏休みの宿題が全然進んでいない子
がいるようです。

逆に宿題が順調に進んでいる子は


ショウインで学習する日(勉強)+α(宿題の時間)

という形で、ショウインで学習する機会を利用し、
習慣づけして宿題を進めています。


宿題を後にまわして、あとで集中して追い込む方法も
ありますが、やはり「勉強習慣」という点から、
コツコツ進めることを伝えていければと思います。


「覚えたことは時間が過ぎるにつれ記憶が薄まり、覚えなおす必要が出る」

これは、記憶との付き合い方です。
時間軸を持った考え方がなければ実はできないことです。
(品質管理みたいなところがあります)

このことに勘違いした子は、
「なかなか覚えられない」「頭が悪い」「試験になると忘れる」
と愚痴を言うパターンにはまります。


たかが宿題、されど宿題です。
一つの行動に関連させていく発想が身につけば、
記憶との付き合い方も、実感をもって上手になっていきます。

勉強習慣を生む発想、サポートが大切ですね。
がんばります!(^^)