夏休みも残りが少なくなってくると、
「宿題は終わったの?」
と不安になる保護者様がいらっしゃいます。
ご相談が増え始める時期でもありますが、
学校が宿題として与える教育的な意味が
なかなか伝わりきれないのかな~と思うと残念な感じがします(^-^;
例えば、「夏休みの勉強計画シート」の話。
夏休みの宿題を勉強計画を決めて取り組みましょう!
という学校が向かわせたい方針はわかるのですが、
過去にいろいろな子どもを見た中で総括すると、
実際はなかなか「意識」が注入された計画と実行は
なされません。
そもそも実行力を持つ計画をどのように立てるのかを
子どもたちは経験的に知らないことがありそうです。
宿題に限って言えば、例えば次のようなアプローチがあります。
1) 宿題の全体像(量)をまず確認する。
2) 次に宿題を終える期限を定める。(○日までに)
3) 1教科あたり、どのくらいの時間を使えばよいかを計算する。
4) 1日何ページをこなせば良いかを計算し、
1ページあたりをこなすのに必要な時間を考える。
5) 1日の勉強時間が決まる。 (投入する時間)
6) 得意な科目から取り組む。
(最初から苦手な教科だとモチベーションが下がることがあるため)
子どもに実際に計算させて取り組ませることが大切です。
「理想と現実」を計算の中に実感することで、
シミュレーションが非常にリアルになるからです。
リアルなほど、計画に向く意識の力が自然に強くなります。
(具体化で、時間の価値も思い知れる)
実際には集中力が持たない、予定が入ったなどで計画どおりに
進みにくくなりますが、宿題を終える期限はなるべく変更せずに、
隙間時間の活用を行い、工夫して時間をつくり、できた時間を集中させる
ようにしたいところです。(工夫の上に工夫を重ねる経験も勉強です)
以上のことが上手にできるようになれば、
結果的に宿題は早く終えることができます。
(学力があれば早く終わるという考え方もありますが、
学力は人それぞれ異なるので、ここでは取り組み姿勢の観点を触れました)
ぜひ、計画についても真似て、価値を知ること。
まねぶ → 学ぶ
ということで、伝えていけたらと思います(^^)
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