2012年8月17日金曜日

実行力を持つ計画をどのように立てるのか

夏休みも残りが少なくなってくると、

「宿題は終わったの?」

と不安になる保護者様がいらっしゃいます。


ご相談が増え始める時期でもありますが、

学校が宿題として与える教育的な意味が

なかなか伝わりきれないのかな~と思うと残念な感じがします(^-^;


例えば、「夏休みの勉強計画シート」の話。
 
夏休みの宿題を勉強計画を決めて取り組みましょう!

という学校が向かわせたい方針はわかるのですが、

過去にいろいろな子どもを見た中で総括すると、

実際はなかなか「意識」が注入された計画と実行は

なされません。


そもそも実行力を持つ計画をどのように立てるのかを

子どもたちは経験的に知らないことがありそうです。

宿題に限って言えば、例えば次のようなアプローチがあります。



1) 宿題の全体像(量)をまず確認する。

2) 次に宿題を終える期限を定める。(○日までに)

3) 1教科あたり、どのくらいの時間を使えばよいかを計算する。


4) 1日何ページをこなせば良いかを計算し、
   1ページあたりをこなすのに必要な時間を考える。

5) 1日の勉強時間が決まる。 (投入する時間)

6) 得意な科目から取り組む。
  (最初から苦手な教科だとモチベーションが下がることがあるため)





子どもに実際に計算させて取り組ませることが大切です。 

「理想と現実」を計算の中に実感することで、

シミュレーションが非常にリアルになるからです。

リアルなほど、計画に向く意識の力が自然に強くなります。

(具体化で、時間の価値も思い知れる)


実際には集中力が持たない、予定が入ったなどで計画どおりに

進みにくくなりますが、宿題を終える期限はなるべく変更せずに、

隙間時間の活用を行い、工夫して時間をつくり、できた時間を集中させる

ようにしたいところです。(工夫の上に工夫を重ねる経験も勉強です)





以上のことが上手にできるようになれば、

結果的に宿題は早く終えることができます。

(学力があれば早く終わるという考え方もありますが、

学力は人それぞれ異なるので、ここでは取り組み姿勢の観点を触れました)


ぜひ、計画についても真似て、価値を知ること。

 まねぶ → 学ぶ

ということで、伝えていけたらと思います(^^)

0 件のコメント:

コメントを投稿